命をいただく

ネコスタ

2010年11月25日 12:41

先日、杵築の友達から電話があり

友「あんた鶏を捌けるやろ?だから猪を捌きに来て」

俺「はぁ?なにそれ?」

友「だから猪を解体しに来て」

俺「いやいやいや・・・・鶏と猪は違うやろwwww」

友「同じってことにしといてw」

俺「鳴き声でさえ、コケェー!とブモォーやで?w」

友「みんな、あんたなら出来るって言ってるし」

俺「みんなって誰だよ」

友「まーくん(犬)とか ぬーちゃん(猫)」

俺「その二人が言うなら 俺 出来ると思うわ!! いや、俺だから出来る!!」

友「んじゃ、今から来てな」

俺「まかちとけ!!」 ガチャ


えぇ~
誰もどこにも突っ込まんのかぃ


いつもこんな調子なんで
時々変なことをさせられる羽目になるwww


まぁでも面白そうだから行ってみた


どうやら最近、狩猟資格を取り猟友会に入ったらしく
罠に猪がかかったんだけど
いまいち扱いが分からなくて私を呼んだらしいが
私も猪を捌くのなんて初めてだから四苦八苦

一応、その道のベテランのお爺ちゃんが来てたが
普段、捌くのは人任せだったらしく
手順は知ってるが捌いたことがないんで出来ない、って言うんで
指導を受けながらみんなで解体してみた


君のハートを鷲づかみ♪
とか言いながら心臓をニギニギしたり
切り落とした首をかかげて
シシ神さまぁ!首をお返ししますぅ!
なんてバカやってたけどwww



ここからちょっと真面目なお話し


人の身勝手で害獣扱いされてるとはいえ 一つの命。

私たちは命をいただいて生かされてることに感謝して
その命を敬わなければならない。


(以下、サムネは小さくしてるけどリアルなので観覧注意)


熱いお湯をかけながら毛を毟る。




内臓を取り出し
体を開いて骨を切り出す。




シシのバラ肉の塊。





普段なかなか目にする機会は無いと思うんで
出来ればクリックして見ていただければと思いますが
どうしても苦手な方はサムネでなんとなく見てください。


前半の話で終れば
キモ~イ、グロ~イ、で終っちゃうんだけど
みなさんは生かされてることを意識して食に感謝してますか?

お店に並ぶ食品はただの肉の塊ですが
元は一つの命です。

みなさんと同じ、一つの命です。

その命を私達はいただく事で生かされてます。


食物連鎖は自然界の中で当たり前の形なのかもしれないけど
それを当たり前だと思わずに
その元にある命に感謝し敬意を持って欲しい。


生きることは死の上に成り立つもの。

だからあえてリアルな画像を載せました。


そんなこと言われなくても皆さんはきっと分かってる。

でも、普段の中で意識して欲しい。

食と言うことで書いたけど
生かされてる、と言う事で考えれば
周りにあるもの全てに感謝できると思う。

物を粗末にする人は
命を粗末にする人。

みなさんはそうじゃないと信じたい。



お肉は、ぼたん鍋に

しし肉は他の肉とはちょっと違ってて
煮ると柔らかくなるので、煮すぎても全然OK

味噌出汁なんだけど
普通の味噌じゃ具入り味噌汁になっちゃうんで
上品な甘味のある西京味噌をチョイス

濃いのが好きな方は
八丁味噌を使ってやるといぃ

臭みも無く、とても柔らかいお肉は美味しかった

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